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はじめから扉が開いている型

初対面という区切りが、そもそもあまりない人

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初めて会う相手と、前から知っている相手の差が小さい人です。知らない人の輪にもそのまま入っていくし、初対面で二人きりになっても普通に雑談ができる。名前を覚えてもらえたかどうかは考えたこともないし、別れたあとにはもう次のことを考えている。あなたの中では、初対面という区切りがそれほど強く働いていません。この型がいちばん得をしているのは、時間です。打ち解けるまでの期間がないので、会った回数と関係の深さがずれません。ほかの人が三回かけて到達する場所に、あなたは一回で着いている。しかも人の輪に入るのに条件が要らないので、行ける場所の数が増えます。人からもらう機会は、たいてい会った人の数に比例します。あなたはその分母を最初から大きく持っています。ただし、構えない人には、構える人の内側が見えません。相手が黙っているのは考えているからだと受け取るところで、実際には言葉を探しているだけということがあります。あなたの速度で進めると、相手は追いつく前に会話が終わります。もうひとつ、初対面という区切りがないぶん、関係が深くなる手ごたえも薄くなります。最初から近い人には、近づいたという実感が残りません。距離が縮まった瞬間を覚えていないのは、そのためです。

つよみ

  • 会った回数と関係の深さがずれないこと
  • 人の輪に入るのに条件が要らないこと
  • 行ける場所の数の多さ
  • 出会う人の分母が大きいこと

気をつけたいこと

  • 構える人の内側が見えないこと
  • 相手が追いつく前に会話が終わること
  • 距離が縮まった実感が残らないこと

次の一手

進み方は変えなくて構いません。かわりに、相手が黙ったときに一度だけ待ってください。三秒で足ります。その三秒に出てくる言葉が、相手が探していたほうの話です。もうひとつ、初対面の相手には自分の話を先に一つ出すこと。あなたにとってはただの雑談でも、構える人にとっては、先に手の内を見せてもらうことが入り口になります。順番を一つ変えるだけで、相手の速度が上がります。

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