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興味を持てるものがないときに、探し方を変える

趣味は何かと聞かれて、答えに詰まります。休みの日にやりたいことも特に浮かばず、以前は面白かったことも今は続きません。好奇心のある人がうらやましく思える一方で、探そうとしても何から手をつければいいのか分からない。この行き詰まりには、いくつか具体的な理由があります。

関心は、触れたあとに生まれる

興味のあるものを見つけてから始める、という順番を想定していると、いつまでも始まりません。実際には、少し触れてみて、面白い部分が見えてから関心が育つ場合がほとんどです。順番が逆になっているだけで、感受性の問題ではありません。

面白さは、最初の数回では分かりにくい。ある程度できるようになって初めて、細かい違いが見えてきます。見えるようになると急に楽しくなる、という段階が多くの領域に存在します。

だから、探すべきなのは情熱ではなく、試す回数のほうです。合わなければやめていいと決めておけば試す回数は増やせますし、一回あたりの重さも下がります。

試す機会が、生活から減っている

学生のころに関心が広かったのは、意欲が高かったからではありません。新しいことに触れる機会が、生活の中に自動的に組み込まれていたからです。授業も部活も行事も、選んでいないのに経験させられていました。

働き始めると、この機会が消えます。同じ道を通り、同じ人と会い、同じ作業をする。触れる範囲が固定されると、関心が生まれる余地もなくなります。減っているのは好奇心ではなく、入力のほうです。

だから対策は、意識を変えることではなく、触れる機会を意図的に作ることになります。月に一つ、やったことのないことを一回だけ試す。この程度でも、範囲は動き始めます。

当たりは、数を出さないと出ない

試したものが合わないと、自分には向いていないという結論になりがちです。ただ、関心の対象は個人差が大きく、十試して一つ残れば十分に成功です。一つ目で当たることのほうが珍しい。

この前提を持っていないと、二つ三つ試した時点で探すのをやめてしまいます。合わなかった経験を失敗として数えると、試す回数が減り、当たる確率も下がります。

合わなかったものにも情報はあります。何が退屈だったのかを見ると、次に選ぶ基準が絞れます。人と関わる部分が退屈だったのか、上達までが遠かったのか、体を動かす要素がなかったのか。

試すときは、道具を買い揃えないほうが続きます。初期の出費が大きいと、合わなかったときに撤退しにくく、次を試す気力も削られます。

続くものには、共通の条件がある

過去に続いたことを並べると、内容はばらばらでも条件は似ていることが多い。一人でできるか、成果が見えるまでが短いか、道具の準備が少ないか、誰かと共有できるか。この条件のほうが、分野より効きます。

条件が分かると、探す範囲が絞れます。準備の重いものが続かない人が、道具の多い趣味を選んでも定着しません。分野の人気ではなく、条件で選ぶほうが精度が上がります。

また、生活の状況によって条件は変わります。時間がまとまって取れない時期には、短く区切れるものしか続きません。以前続いたものが今は続かないのは、条件が変わっただけであることが多い。

疲れている時期と、区別する

何にも興味が湧かない状態が続いているとき、探し方の問題ではなく、単に余力が足りていない場合があります。余力がないと、新しいことを試す行為そのものが負担になるので、当然どれも続きません。

見分ける目安は、以前好きだったものへの反応です。それも面白く感じないなら、対象の問題ではありません。この時期に無理に探すと、失敗の記憶だけが積み上がります。

その場合は、探すのをいったんやめて休むほうが早い。余力が戻ってから同じものに触れると、受け取り方がまるで変わることがあります。

休んでいる期間に趣味がないことを、問題として数えないほうがいい。数えてしまうと、休むこと自体が課題の一つになって、回復そのものが進まなくなります。

関心の広さは、優劣ではない

次々に新しいものへ移る人と、少数のものを長く続ける人がいます。前者は範囲が広い代わりに深く到達しにくく、後者は深く行ける代わりに新しい入口が少ない。どちらにも利点があります。

趣味がないことを問題として扱う必要も、必ずしもありません。仕事や生活の中に満足があるなら、無理に増やす理由はない。困っているのは、話題に困る場面や、休日の使い道が定まらない場合に限られます。

困っている場面が具体的なら、その場面に合うものだけを探せば足ります。人生全体の情熱を探す作業にしてしまうと、対象が大きすぎて動けません。

話題として使いたいだけなら、深く続ける必要もありません。少し触れたことがある状態でも会話は十分に成立しますし、聞く側に回れば相手の話も引き出せます。

自分がどういう向き合い方をする人なのかは、探している最中には見えにくいところです。好奇心診断では、新しいものにどれだけ手を出すかと、一つをどこまで掘るかの二つを見ています。

自分の傾向を確かめてみる

知らないものを前にしたとき、そこへ近づく量は人によってまったく違います。その場で調べる人、あとで気になる人、気にせず通り過ぎる人。どれも良し悪しではなく、抱えられる量と深さの配分が違うだけです。10問に答えると、あなたが知らないものへどこまで踏み出しているかが目盛りで見えます。強いほうがいい、という診断ではありません。

10問 / 約2分 / 結果4タイプ

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