恋人の友人関係が気になるときに、話し合う対象
友人の有無ではなく、共有されていない予定が気になっている
周りから理想が高いと言われることがあります。妥協しなさいと続くこともあるけれど、どこをどう下げればいいのかは誰も教えてくれません。条件を減らせば出会えるのかというと、そうでもない気がする。この話が噛み合わないのは、高い低いという一本の物差しで語られているからです。
条件を挙げてみると、十個近く出てくることがあります。ただ、そのうち本当に外せないものは、たいてい二つか三つです。残りは、あったらいいものと、そのときの気分で入っているものが混ざっています。
問題は数ではなく、この区別が付いていない状態です。全部が同じ重さで並んでいると、一つ欠けただけで対象から外れる。結果として、誰も条件を満たさなくなります。
理想が高いと言われる人の多くは、要求が過大なのではなく、優先順位を付ける作業をしていません。作業をしていないので、下げろと言われてもどこを下げるか決められない。
選び方の目安は、それが欠けていたら一緒に暮らせないかどうかです。金銭の扱い方、話し合いができるか、大事にしている時間の使い方。この種類のものは、あとから変わることが少ないので外せません。
逆に、年齢や身長、職業、趣味の一致は、変わるか、慣れるか、影響が小さいことが多い。譲れないと感じるのは、それらが分かりやすくて挙げやすいからです。
外せない条件を三つに絞ると、判断がかなり速くなります。会って早い段階で見るべき点が決まるので、時間の使い方も変わる。十個を全部見ようとすると、どれも中途半端に確認したまま終わります。
絞る作業は一度で終わりません。実際に会って違和感が出たとき、その違和感が三つのどれかに当たっているかを見直すと、少しずつ精度が上がります。
うまくいかなかった経験があると、その原因だった性質が条件表に追加されます。連絡が途切れたから、まめな人。急に冷めたから、感情が安定している人。一つずつはもっともなのに、積み上がると誰も通らない表になります。
この追加は、防御として行われています。同じ失敗を避けたいという動機なので、外すのは怖い。ただ、防御条件が増えるほど、選ぶ相手ではなく落とす相手を探す作業になります。
有効なのは、追加ではなく置き換えです。新しい条件を足すときに、古い条件を一つ外す。表の長さを固定しておくと、優先順位の見直しが自動的に起きます。
外す候補は、直近の何年かで一度も判断に使わなかった条件です。挙げてはいるが実際には見ていない項目が、たいてい二つか三つ混じっています。
条件表を持って人に会うと、確認作業になります。この人はここが違う、ここは足りない、という見方が続くと、会っている時間が採点の時間になります。相手にもそれは伝わります。
採点をやめる必要はありませんが、順番を変えると印象が変わります。まず良かった点を二つ挙げてから、外せない条件に当たるかを見る。順番が逆だと、良かった点は記録されずに消えます。
何度会っても続かない人は、条件が厳しいのではなく、この記録の残り方が偏っていることがあります。合わなかった点しか残らないので、振り返ると全員が不合格に見える。
自分の条件表が現実的かどうかは、既にうまくいっている人たちを見ると分かります。周りの続いている関係が、全部の条件を満たして始まったわけではないことに気づきます。
理想を下げろという助言が受け入れにくいのは、大事にしているものを捨てろと言われているように聞こえるからです。実際に必要なのは、捨てることではなく、順番を決めることです。
順番が決まっていれば、全部は満たさない相手でも判断できます。外せない三つが揃っていて、残りが半分なら進める。この形なら、妥協した感覚は残りません。
逆に、外せない条件のほうを譲ると、始まったあとで無理が出ます。周りに勧められて条件を下げたときにうまくいかないのは、下げる場所が逆になっているためです。
助言してくる側は、こちらの条件表の中身までは知りません。高いか低いかだけを見て言っているので、そのまま従うと外す場所を間違えます。
十代のときに作った条件表を、そのまま持ち続けている人は少なくありません。当時の生活で必要だったものが、今の生活では意味を持たなくなっていることがあります。
見直しの目安は、条件を挙げた理由を説明できるかどうかです。理由が出てこないものは、どこかで聞いた話が入り込んでいる可能性が高い。
理想を持つこと自体は、選ぶうえで必要です。何も決めずに会い続けるほうが、時間の使い方としては雑になります。持ったうえで順番を付けておけばよく、持っていることを責められる筋合いはありません。
自分の条件がどう組み上がっているかは、意識していないと見えません。理想の高さ診断では、条件の数と、実際に会ったときにどこまで動かすかの二つを見ています。
理想が高いという言い方をしますが、実際に違うのは求めるものの数と固さです。線が何本あって、それがどのくらい動かせるか。この診断は、条件の中身ではなく絞り込みの強さだけを測ります。10問に答えると、あなたの通り道がどのくらいの幅なのかが目盛りで見えます。緩いほうがいい、という診断ではありません。
10問 / 約2分 / 結果4タイプ
理想の高さ診断を受ける