写真がうまく撮れないのは、機材ではなく手順の問題
見たときの印象が消えるのは、余計なものが写るから
買ったときは読む気があったのに、二十ページで止まったまま数か月たっています。読みたい気持ちはあるし、面白くないわけでもない。それでも手が伸びないまま次の本を買ってしまう。読書が続かない理由を集中力や時間の不足に求めると、どちらも増やせないので手が止まります。
本は最初から順に、最後まで読むもの。この前提を持っていると、一冊が数時間の予定になります。数時間の予定は、空いた十分では始められません。始められないので、手が伸びなくなります。
実際には、途中でやめてよい本のほうが多い。合わなかった本を最後まで読むために使った時間は、次の一冊を読む時間を奪っています。やめる判断が早い人ほど、年間の冊数は増えます。
やめる基準を先に決めておくと、判断が軽くなります。五十ページ読んで進む気が起きなければ閉じる、くらいで十分です。読み終えた冊数ではなく、読んだ時間の満足で数えると、この判断がしやすくなります。
途中で止まった本を並べると、止まった位置に共通点が見つかります。前提の説明が続く序盤、登場人物が増える中盤、話が別の方向に広がる箇所。内容ではなく構造の位置で止まっています。
この位置が分かっていると、次の本でも予測できます。序盤で止まる人は、序盤を飛ばして先に進み、必要になったら戻ればいい。順番どおりに読む必要がある本は、思っているほど多くありません。
説明が続く本は、目次を先に読んでおくと止まりにくくなります。今どこにいるかが分かると、退屈な区間も長さの見当がつきます。
止まったまま数週間たった本は、続きからではなく少し戻って読み直すと再開しやすい。前の内容を思い出す作業が入り口になります。
時間ができたら読もうと考えていると、時間ができた瞬間には別のことをしています。読書は、予定の隙間を勝ち取るのが最も難しい部類の行為です。時間ではなく、置き場所と手順で決めるほうが実際に動きます。
机の上に開いたまま置く、かばんに一冊だけ入れる、寝る場所の横に置く。手を伸ばすまでの動作を減らすと、十分の隙間でも開けるようになります。
一冊に絞る必要もありません。持ち歩く用と家用を分けると、そのときの体力に合ったほうを読めます。難しい本しかない日は、たいてい読まずに終わります。
読んだ内容を忘れる、という悩みは多いのですが、そもそも一度読んだだけで残ることのほうが少ない。残っている人は、読み終えたあとに何らかの形で使っているだけです。
使い方は簡単でいい。誰かに一言で説明する、印象に残った箇所を一行書き写す、関連する自分の経験を思い出す。この作業をすると、内容が自分の言葉に接続されて残ります。
全部を残そうとすると、記録が読書より重くなって続きません。一冊につき一つで十分です。一つも出てこない本は、そのとき自分に必要な本ではなかっただけのことがあります。
読み返す前提で読むと、一度目の負担が下がります。覚えようとせずに通せるので速度も上がり、最後まで届く確率が上がる。必要な箇所は、二度目に開いたときに自然と目に留まります。
内容が残らないことを気にしすぎると、読むこと自体が試験のようになります。楽しんで読んだ本のほうが結果的に残るのは、読んだあとに誰かへ話したくなるからです。
読まないまま並んでいる本を見ると、続かない証拠のように感じます。ただ、買った時点でその話題に関心があったことは事実で、関心の記録としては正確です。
並べておくこと自体に働きがあります。目に入るたびに、その話題が頭の隅に残る。必要になった時期に手が伸びる本は、たいてい何か月も積んであったものです。
手放す判断も同じ基準でいい。今の関心と離れた本は、置いておくと読むべき本のように見えて負担になります。関心が戻ったときに、また買えばいい。棚に残す冊数を決めておくと、この判断が定期的に起きます。
一冊ずつ順に読む人と、何冊も並行して読む人がいます。並行する側は、そのときの気分で選べるので止まりにくい。一冊ずつの側は、内容が深く残る代わりに、合わない本で完全に止まります。
速く通す読み方と、行を戻りながら読む読み方も別の型です。どちらが優れているということはなく、読む目的で使い分けるものです。
自分に合わない型を採用していると、読書そのものが向いていないように感じられます。続かない原因の多くは、能力ではなくこの取り違えのほうにあります。型を変えるだけで冊数が戻ることは珍しくありません。
自分がどの型で読む人なのかは、続かなかった記憶に隠れて見えにくいところです。本の読み方診断では、一冊に絞るか並行するかと、順に読むか拾い読みするかの二つを見ています。
一冊の本との付き合い方は、二つのことで分かれます。合わなくても最後まで読む人と、途中で閉じられる人。そして一気に読み切る人と、少しずつ進める人。この組み合わせで、読み方は4つのかたちに分かれます。10問に答えると、あなたが本に何を求めているのかが見えてきます。読む量や速さを競うものではありません。
10問 / 約2分 / 結果4タイプ
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