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チームでの役割がないと感じるときに、空いている場所を探す

会議でも作業でも、自分がいなくても回っている気がします。発言する人も、まとめる人も、細部を詰める人もすでにいて、自分の入る隙間が見当たらない。能力の差だと考えると気が重くなりますが、役割が決まる仕組みを見ると、別の説明ができます。

役割は、早い者順で埋まっていく

チームの役割は、能力に応じて配分されるわけではありません。多くの場合、最初の数回のやりとりで、誰が何をするかが自然に決まります。先に発言した人が進行の役になり、先に資料を作った人が整理の役になる。あとから入ると、空いている場所が少なくなります。

つまり、役割がないと感じるのは、能力が足りないからではなく、埋まったあとに参加している状態であることが多い。途中参加や、静かに様子を見ていた期間が長い場合に起こりやすくなります。

この見方に立つと、やることは自分を高めることではなく、空いている場所を探すことになります。探す作業なら、今日からできます。

実際、どのチームにも空いている機能があります。全部の役割が埋まって完璧に回っている集団はほとんどなく、たいていどこかに抜けが残っています。

空いている機能は、たいてい地味な場所

目立つ役割は先に埋まります。方針を語る、議論を主導する、成果を発表する。一方で、残っていることが多いのは、記録を残す、決まったことを確認する、期限を追いかける、抜けている項目を拾うといった機能です。

これらは目立ちませんが、なくなると全体が止まります。決まったはずのことが実行されない、期限が過ぎてから気づく。こうした事故は、この機能が空いているチームで頻繁に起きます。

空いている場所を埋めると、短い期間で必要とされる存在になります。誰かがやりたがる役割で競うより、はるかに速く居場所ができる。しばらく続けているとその領域の情報が集まってくるので、発言の機会も自然に増えていきます。

何をしているかを、言葉にして置く

黙って拾っていると、やっていること自体が認識されません。認識されないと、役割としては存在していないのと同じ扱いになり、こちらの負担だけが増えます。

対策は、宣言することです。この部分は自分が見ます、と一度言っておく。数秒の発言で、担当として認識されます。あとから拾い続けるより、はるかに効率がいい。

宣言すると、周りもその部分を任せてくるようになります。任される回数が増えるほど、役割として固定されていく。大げさな言い方は要らず、会議の最後に、記録は自分がまとめておきます、と言うだけで足ります。

発言できないのは、順番と準備の問題

議論の場で発言できないとき、内容が思いつかないのではなく、割って入る順番が取れていないことが多い。話し始めるまでの一拍が長いと、その間に別の人が話し始めます。

対策として使えるのは、最初に一度発言しておくことです。同意でも質問でも構いません。一度話しておくと、その後の発言の敷居が下がります。

また、事前に一つだけ意見を用意しておくと、その場で作る作業が要りません。会議の資料を五分見て、疑問を一つ書いておくだけで足ります。

用意した意見が使われないまま終わっても構いません。持っている状態で参加するほうが話の流れを追いやすく、別の場面で発言する材料にもなります。

すべての議題で発言する必要はありません。一つの会議で一回でも話せていれば、参加している人として扱われますし、次の会議での発言も出しやすくなります。

合わない場では、役割が空かないこともある

人数が多く、経験の差が大きいチームでは、新しく入った人が入る隙間が本当に少ないことがあります。この場合、努力の問題ではないので、無理に埋めようとすると消耗だけが増えます。

見分ける目安は、空いている機能を探しても見つからないかどうかです。記録も期限管理も確認も回っているなら、そのチームは人員が過剰である可能性があります。

その状況なら、別の場を探すほうが早い。同じ人でも、人数や経験の構成が違うチームに移ると、あっさり役割が見つかることがあります。

また、時期の問題であることもあります。立ち上げの時期は空きが多く、安定期は少ない。動くタイミングを見ておくと、無理に競わずに済みます。

役回りには、もともと型がある

前に出て決める人、支えて回す人、細部を詰める人、場の空気を作る人。どれも欠けると回らない機能で、優劣はありません。ただ、目立つ型だけが役割だと思っていると、自分の働きが見えなくなります。

自分の型が分かっていると、探す場所も絞れます。細部を詰める型なら、確認や記録の機能が空いているチームで力を発揮できます。

型を変えて競うより、型に合う場所を選ぶほうが成果は出ます。合わない型で無理をした期間は、たいてい記憶に残るほど疲れます。

自分がどういう役回りをする人なのかは、うまく入れていないときほど見えにくくなります。チームでの役回り診断では、前に出るか支えるかと、人と作業のどちらに軸を置くかの二つを見ています。

自分の傾向を確かめてみる

何人かで進めるとき、人は自然といつもの位置に立ちます。全体を見る側に回るか、手を動かす側に回るか。そして人と人のあいだに入るか、一点を深く担うか。この組み合わせで、チームでの役回りは4つに分かれます。10問に答えると、あなたがどの位置から仕事を見ているのかが分かります。どれが上ということはありません。

10問 / 約2分 / 結果4タイプ

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