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遠距離恋愛がつらいとき、会えないこと以外に効いているもの

遠距離恋愛がつらいと感じるとき、原因は距離だと考えがちです。ただ、距離は自分では動かせないので、そこに原因を置くと打てる手がなくなります。実際に重さを作っているのは、距離そのものではなく、その周りにある動かせる部分のほうです。

重いのは、会えないことではなく決まっていないこと

会えない期間が二か月あるとして、次に会う日が決まっている二か月と、決まっていない二か月では負担がまったく違います。長さは同じなのに、後者だけが長く感じられます。

決まっていないと、頭は毎日その計算をします。今月は無理そうだ、来月なら行けるかもしれない。同じ計算を何度も繰り返すので、会えない期間そのものより、考えている時間のほうが長くなります。

だから最初に手を入れるのは、気持ちの持ち方ではなく予定です。次の日程を一つ決めるだけで、そのあいだの計算が止まります。日程が変わっても構いません。仮でも置いてあるほうが軽くなります。

会って別れるときに、次の日程をその場で決めてしまう習慣にすると、決まっていない期間がなくなります。決めるのが遠くにいるときになると、話が重くなります。

連絡の量は、合わせるより先に決める

近くにいるときは、連絡の量が合っていなくても会えば埋まります。遠距離だと、連絡が二人のあいだの全部になるので、量のずれがそのまま不満になります。

ずれが起きるのは、どちらかが悪いからではありません。生活の形が違うだけです。忙しい時間帯が違えば、返せる時間も違います。相手の返信の速さに気持ちの量を読み取ると、たいてい読み違えます。

決めておくと楽なのは、毎日の連絡ではなく、まとまって話す時間のほうです。週に一度、この曜日のこの時間。ここが固定されていれば、日々の返信が遅くても、話す場が保証されていることになります。

固定した時間があると、その日までに話すことが自然と溜まります。溜まったものを話す時間になるので、話題がないという状態になりにくい。毎日少しずつ話していると、かえって話すことがなくなる時期が来ます。

会う日の使い方で、次の期間の重さが変わる

久しぶりに会う日は、詰め込みたくなります。行きたい場所、話したいこと、伝えたいこと。ところが詰め込むほど、その日が特別な日になって、日常の相手ではなくなります。

遠距離が長く続く二人ほど、会う日に何もしない時間を入れています。同じ部屋で別のことをする、買い物に行く、料理を作る。特別ではない時間のほうが、離れているあいだの支えになります。

話し合いを会う日に集中させるのも、負担を上げます。会える時間が限られているところに重い話を置くと、その日の記憶が話し合いになる。込み入った話は、離れているうちに済ませておくほうが、会う日が軽くなります。

期限があるかどうかで、まったく別の状況になる

あと一年で同じ場所に戻る遠距離と、いつまで続くか分からない遠距離は、同じ言葉で呼ばれていますが中身が違います。前者は待つ時間ですが、後者は先の見えない状態です。

つらさの正体が後者なら、いくら連絡や会い方を工夫しても本体は残ります。手を入れるべきなのは運用ではなく、いつどうするかを話すことのほうです。

話すのが怖いのは、話した結果として終わりが来るかもしれないからです。ただ、話さないままでも状態は続かないことが多い。決まらないという答えでもいいので、話した時点で待つ時間に変わります。

つらさを相手に伝えるときの形

つらいと伝えると、相手は責められたように受け取ることがあります。距離は相手のせいではないのに、相手にしか言えないので、そこに向かってしまうからです。

伝わりやすいのは、状態ではなく事実のほうです。次の日程が決まっていないのが不安、週に一度は声を聞きたい。要望の形にすると、相手は動けます。つらいという言葉だけだと、相手にできることがありません。

相手も同じだけ抱えていることは多いのに、両方が我慢していると、どちらも相手が平気そうに見えます。先に言ったほうが弱いわけではありません。むしろ、先に言った側のほうが関係を動かしています。

言うタイミングは、会っている日より離れているあいだのほうがいい。会える時間が限られているところに重い話を置くと、その日の記憶がその話になってしまうからです。

向き不向きは、気持ちの強さとは別のもの

遠距離が続く人と続かない人の差は、相手を思う気持ちの量ではありません。会えない時間をどう過ごせるか、連絡がない時間をどう受け取るか、といった性質のほうです。

自分に向いていないと分かることは、悪い情報ではありません。向いていないなら、その前提で運用を変えられます。決めておく項目を増やす、会う頻度を上げる、期限を短く切る。

遠距離耐性診断では、その性質を目盛りで見ています。耐性が高いほうがよいという作りにはしていないので、いまの自分に何が要るのかを確かめる材料として使ってください。

自分の傾向を確かめてみる

会えない時間があるとき、関係をどう保てるか。そばにいる時間から受け取るものが多い人ほど、離れている期間は空白になります。逆に、会う頻度と関係の強さを切り分けられる人もいる。どちらが正しいという話ではなく、関係の組み立て方が違うだけです。10問の場面でどう振る舞うかを選ぶと、あなたの遠距離耐性が点数で見えてきます。続けるべきかを決める診断ではありません。

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