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未練を断ち切るのに、無理に忘れようとしなくていい

未練を断ち切りたいと思って、忘れようとしたことがあるはずです。ところが忘れる作業には、何を忘れるのかを毎回確認する工程が入ります。忘れようとするたびに思い出しているので、回数はむしろ増えます。手を入れるのは、思い出す量ではなく別のところです。

引きずっているのは、相手ではないことがある

終わったあとに残るものは、一つではありません。相手そのものへの気持ち、あの時期の生活、そこにいた自分。この三つは混ざりやすく、まとめて未練と呼ばれています。

分けてみると、扱い方が変わります。相手への気持ちが残っているなら時間が要りますが、生活の形が変わったことがつらいなら、新しい形を作れば軽くなります。予定の埋め方や休日の過ごし方が空白になっているだけ、ということは珍しくありません。

見分ける手がかりは、思い出す場面です。相手の顔が出てくるのか、二人でいた場所や時間帯が出てくるのか。後者が多いなら、埋めるべきなのは気持ちではなく時間割のほうです。

忘れようとするほど、呼び出す回数が増える

考えないようにするには、何を考えないかを覚えておく必要があります。つまり忘れる努力は、思い出す作業とセットになっています。努力するほど回数が増えるので、頑張っている人ほどつらくなります。

現実的なのは、思い出すこと自体は止めないと決めることです。浮かんだら浮かんだままにして、そこから何かをしない。連絡しない、確かめない、写真を見に行かない。止めるのは行動のほうだけにします。

浮かぶ回数は、放っておくと自然に減ります。減り方は一直線ではなく、しばらく減ってから急に増える日が来ます。増えた日を後戻りと受け取ると、そこでまた忘れる努力が始まってしまいます。

連絡先と物は、消すか残すかを決めておく

連絡先を消すかどうかは、正解が人によって違います。消したほうが軽くなる人と、消したことで確かめられなくなって落ち着かなくなる人がいます。どちらが正しいという話ではありません。

決めておいたほうがいいのは、消すかどうかより、迷っている状態を続けないことです。残すと決めたなら、開かないと決める。消すと決めたなら、その日に消してしまう。宙に浮かせておくと、毎日その判断をやり直すことになります。

物も同じで、全部を処分する必要はありません。目に入る場所から動かすだけで、思い出す回数はかなり減ります。捨てられないことを弱さとして扱うと、そこでまた自分を責める材料が増えます。

処分するかどうかを決められないものは、箱に入れて日付を書いておくやり方があります。半年後に開けて、そのとき決める。決めない選択を、期限つきで正式に認めてしまうと楽になります。

早く立ち直ることを目標にしない

周りから、いつまでも引きずっていると言われることがあります。ただ、立ち直る速さは人によってはっきり違っていて、速い人が強いわけでも、遅い人が弱いわけでもありません。関係の長さや終わり方でも変わります。

速さを目標にすると、まだ気持ちが動いている時期に、動いていないふりをすることになります。ふりをした分は消えずに残るので、あとから出てきます。次の関係が始まってから出てくると、そちらにも影響します。

目標にするなら、速さではなく行動の範囲です。連絡しない、確かめない、共通の人に近況を聞かない。この三つが守れているなら、気持ちがどこにあっても前には進んでいます。

確かめる行為が、区切りを遠ざける

相手がいまどうしているかを確かめると、その日から数日は考える時間が増えます。確かめた情報は断片なので、足りない部分を想像で埋めることになるからです。埋めた分だけ、頭の中の相手が更新されます。

更新が続くかぎり、終わった相手にはなりません。過去の人になるには、情報が入ってこない期間が要ります。区切りが来ないと感じているとき、たいていはこの期間が確保できていません。

確かめる経路は、思っているより多くあります。共通の知り合いとの会話、同じ場所に行くこと。全部を断つ必要はありませんが、どこから入ってきているかを一度並べてみると、止められるものが見つかります。

近況が向こうから入ってくる経路は、自分で選べない場合もあります。その場合は止められないものとして扱い、入ってきた日は考える時間が増えるものだと先に分かっておく。予想できていれば、その日の落ち込みは短く済みます。

自分の終わらせ方の型を知っておく

終わったあとの過ごし方には型があります。時間をかけて薄れていく人と、早く切り替わる人。連絡を完全に断つ人と、関係を残しておく人。同じ状況でも、合うやり方が違います。

合わないやり方を選ぶと、余計に長くなります。関係を残しておくほうが落ち着く人が、周りの勧めで完全に断つと、確かめられない不安のほうが大きくなる。逆も同じです。

未練診断では、この二つの軸でいまの型を見ています。早く切り替わるほうがよいという作りにはしていないので、自分に合うやり方を選ぶ材料として使ってください。

自分の傾向を確かめてみる

関係が終わったあと、人によって過ごし方はまったく違います。すぐ前を向ける人と、時間をかけて整理する人。連絡先を消す人と、残しておく人。この2つの組み合わせで、別れたあとの過ごし方は4つのタイプに分かれます。10問に答えると、あなたの終わり方が自分を守っている場面と、次に進みにくくしている場面が見えてきます。

10問 / 約2分 / 結果4タイプ

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