嫉妬で疲れるとき、感情を抑える以外にできること
やきもちは、抑えるより置き場所を変えるほうが早い
好きなタイプは、と聞かれて答えに詰まることがあります。優しい人、と答えてから、それでは何も言っていないなと自分でも思う。条件を挙げようとすると出てこないのは、好きになる理由が条件の形で保存されていないからです。
好きなタイプを考えるとき、多くの人は希望を探します。こういう人がいい、という形です。ところが実際に好きになった相手を思い出すと、その希望に当てはまっていないことがよくあります。
条件で保存されていないのは、好きになるのが項目の一致ではなく、一緒にいるときの状態で起きるからです。落ち着く、話が続く、気を使わない。これらは条件ではなく結果なので、先に並べることができません。
だから、思い出す場所を変えるほうが早い。希望ではなく、これまでに気持ちが動いた場面のほうを並べます。誰かの何を見て、どう思ったか。三つも挙げれば、共通するものが見えてきます。
恋愛でなくても構いません。友人でも、仕事で会った人でもいい。この人といると楽だ、と思った場面を集めると、条件では出てこなかったものが並びます。
一緒にいて落ち着く相手と、目が離せない相手が別の人だった経験は、多くの人にあります。この二つを同じ軸に置こうとすると、好きなタイプが分からなくなります。
落ち着くほうを選ぶ人と、動きのあるほうを選ぶ人がいて、時期によって寄る先が変わることもあります。分からないと感じているのは、二つのあいだで揺れているだけかもしれません。
どちらかに決めなくても構いません。ただ、いま自分がどちらに寄っているかを知っておくと、選ぶときに迷う時間が減ります。落ち着く相手に惹かれている時期に刺激のある相手を選ぶと、あとで噛み合わなくなります。
もう一つ効いているのが、自分と似た人に惹かれるか、自分と違う人に惹かれるかです。似ている相手とは話が早く、違う相手とは見える範囲が広がる。どちらにも良さがあります。
似た相手を選ぶ人は、価値観の話で揉めにくいかわりに、行き詰まったときに二人とも同じところで止まります。違う相手を選ぶ人は、日常の細かいところで擦れるかわりに、片方が動けない時期にもう片方が動けます。
これも希望としては答えにくい項目ですが、過去の相手を並べると出てきます。三人思い出して、自分と似ていたか違っていたかだけを見る。傾向があるなら、そこが自分のタイプの一部です。
傾向が出なかった場合も、それ自体が情報です。似ているかどうかで選んでいないということなので、別の軸が効いていることになります。
好きなタイプがはっきりしている人は、通れる範囲が狭くなります。条件が多いほど当てはまる人は減るので、出会う数が同じでも候補は少なくなる。
分からない人は、その逆です。範囲が広いので、条件で先に外すことがない。実際に会って判断するので、条件では見つからなかった相手と続くことがあります。
困るのは、聞かれたときに答えられないことくらいです。それも、こういう場面が心地よかった、という形で答えれば通じます。条件で答えなければいけないわけではありません。
むしろ、条件で答えられる人のほうが少数派です。はっきり答えている人も、あとから振り返ると当てはまらない相手を選んでいることが多い。答えられないことを気にする必要はありません。
誰かに紹介を頼むときも、条件より場面のほうが伝わります。静かに話せる人がいい、と言うだけで、紹介する側は選びやすくなります。
タイプをはっきり決めてしまうと、当てはまらない相手を早い段階で外すことになります。判断が速くなる一方で、会えば良かったはずの相手も一緒に外れます。
しかも、決めた内容は過去の経験から作られています。うまくいかなかった相手の特徴を避ける形で条件が増えていくと、避けているうちに範囲がなくなります。
分からないままにしておくことには、この副作用がありません。決められないことを弱みとして扱う必要はなく、判断を後ろに置いているだけだと考えると扱いやすくなります。
条件では答えられなくても、二つの軸のどちらに寄るかなら答えられます。安心か刺激か、自分と似た人か違う人か。この二つだけなら、これまでの記憶から判定できます。
組み合わせると四つになります。これくらいの粗さのほうが、実際の好みには近い。細かく決めるほど当てはまらなくなるのは、好みが細かい項目でできていないからです。
好きなタイプ診断では、この二つの軸で見ています。当てるためのものではなく、これまで気持ちが動いた場面から自分の傾きを言葉にするための材料として使ってください。出た型が違うと感じたなら、それも一つの答えです。
好きになる相手には、自分でも気づいていない傾向があります。落ち着ける相手に惹かれるのか、心が動く相手に惹かれるのか。そして、自分と似た人を選ぶのか、まったく違う人を選ぶのか。この2つの組み合わせで、惹かれ方は4つのタイプに分かれます。10問に答えると、あなたが同じような相手を選び続けている理由が見えてきます。
10問 / 約2分 / 結果4タイプ
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