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LINEの返信が遅い人の心理を、気持ちの問題にしないで読む

返信が遅いと、気持ちが薄いのだと考えたくなります。ところがこの読み方は外れることが多く、しかも外れたときの損が大きい。相手の速度をどう読めばいいのかを、気持ち以外の材料から考えます。

返信の速さは、関心の量とほとんど関係がない

同じくらい大事に思っている相手にも、すぐ返す人と溜めてから返す人がいます。分けているのは関心の強さではなく、連絡というものをどう扱っているかです。通知を見た瞬間に処理する人と、まとめて片づける人がいる、という違いにすぎません。

実際、返信が遅い人ほど一通が長い、という傾向はよく見られます。すぐ返す人は短く何度も返し、遅い人はまとめて厚く返す。総量で見ると変わらないのに、速さだけを見ると差があるように見えます。

だから「遅い=気持ちが薄い」という読み方は、材料の一部だけを見て結論を出していることになります。当たることもありますが、精度は高くありません。

遅い側にも、遅いなりの理由がある

返信を溜める人の多くは、雑に返したくないと思っています。ちゃんと読んで、ちゃんと返したい。だから余裕のあるときまで置いておく。結果として、大事な相手ほど返信が遅くなるという逆転が起きることすらあります。

もうひとつ多いのが、返信を作業として重く見積もっているケースです。短く返せばいいと分かっていても、短く返すこと自体が失礼だと感じていると、腰が上がるまで時間がかかります。

どちらも、待つ側から見れば同じ「遅い」ですが、中身は無関心とはかなり違います。相手にどちらの理由があるかは、返ってきた内容の厚みを見ると見当がつきます。

速い側が消耗するのも、気持ちの問題ではない

すぐ返す人が、相手の遅さに落ち着かなくなるのも自然なことです。自分の基準では「すぐ返す=大事にしている」なので、返ってこない時間が軽視されている時間に見えてしまう。相手の基準が違うだけなのに、感情のほうが先に動きます。

ここで確認せずに耐えていると、溜めた不満が別の場面で出ます。返信と関係ない話題で急に強い言い方になる、というのはたいていこれです。原因が返信にあると相手は気づかないので、話がこじれます。

落ち着かない自分を責める必要はありません。速く返す人が神経質なわけでも、心が狭いわけでもない。基準が違うという事実を、気持ちの問題に翻訳しないでおくことが大事なだけです。翻訳した瞬間に、相手を責める材料になってしまいます。

確かめるなら、速さではなく形を聞く

気になるときに「なんで返信遅いの」と聞くと、相手は責められたと受け取ります。速さを問うと、相手の気持ちを問うことになってしまうからです。聞くなら形のほうにします。

たとえば「急ぎのときはどう連絡すればいい?」と聞く。これは責める形になっておらず、相手も答えやすい。しかも、返ってきた答えがそのまま今後の運用になります。電話がいい、と分かればそれで解決する話も多いのです。

この聞き方の良いところは、相手の速度を変えさせようとしていない点です。速度は癖なので変わりません。変えられるのは、急ぎのときの経路を別に用意しておくことのほうです。

既読のつけ方まで含めると、誤解はさらに増える

返信の速さと並んで揉めやすいのが、既読をつけてから返すまでの時間です。読んだのに返さない、という状態は、待つ側からは最も冷たく見えます。ところがこれも癖の問題であることが多い。

通知の文面だけ読んで開かない人、開いてから返信を考える人、通知を切っていてまとめて開く人。どれも本人にとっては普通の使い方で、相手にどう見えるかまでは考えていません。既読の有無に意味を込めているのは、たいてい待つ側だけです。

厄介なのは、既読を読み合う関係になると、こちらの既読のつけ方まで気を遣い始めることです。読んだのにすぐ返せないから開かない、という行動が始まると、今度は相手側が同じ不安を持つことになります。

この応酬に入ると、連絡そのものが負担になります。そうなる前に、速さと既読には意味を込めない、という前提を共有しておくほうが早い。共有さえできていれば、あとは互いの癖のまま続けられます。

自分と相手の速度差を、先に把握しておく

揉めるのは速度が遅いからではなく、速度が違うことに気づいていないからです。差があると分かっていれば、返ってこない時間を意味のあるものとして読まなくて済みます。

自分がどちら側なのかは、意外と自覚がありません。すぐ返すのが普通だと思っている人は、それが自分の癖だと気づいていないことが多い。まず自分の型を言葉にしておくと、相手の型との差として扱えるようになり、気持ちの話に持ち込まずに済みます。

差が分かっていれば、相手に合わせる必要すらありません。返ってくるまでの時間をあらかじめ見込んでおけるだけで、待っている間の落ち着かなさはかなり減ります。変えるのは速度ではなく、見込みのほうです。

自分の傾向を確かめてみる

同じメッセージでも、すぐ返すか溜めて返すか、しっかり書くか短く送るかは人によって違います。この二つの組み合わせが、あなたのやりとりの形です。10問の場面で、あなたの返し方と、それが相手にどう受け取られているかを測ります。速い返信が優しさとは限らず、長い文が誠実さとも限りません。

10問 / 約2分 / 結果4タイプ

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