惚れっぽいのを直したいなら、速さではなく判断の順番を見る
早く好きになるのではなく、確かめる前に決めている
結婚に迷っているとき、頭の中では相手のことばかり考えています。この人でいいのか、もっと合う人がいるのではないか。ところが、いくら相手を見ても答えが出ないことが多い。比べる対象が存在しないので、比較そのものが成立していないからです。
結婚に迷うと言っても、中身は同じではありません。相手に引っかかりがある場合、相手ではなく結婚という形に引っかかりがある場合、そして単に時期が来ていない場合。この三つは混ざりやすいのに、必要な対応がまったく違います。
見分ける手がかりは、相手が別の人だったらどうかを想像したときの反応です。相手を入れ替えれば迷いが消えるなら、引っかかっているのは相手のほう。誰と考えても同じように重いなら、引っかかっているのは形のほうです。
時期の問題は、期限を先に延ばしたときに気持ちが軽くなるかで分かります。三年後ならいいと思えるなら、いま決められないだけで、決められない人ではありません。この区別がつくだけで、悩みの重さがかなり変わります。
もっと合う人がいるのではないか、という迷いには終わりがありません。比較の相手が実在しないので、こちらが何をしても勝てないからです。想像の中の相手は、都合の悪い部分を持っていません。
現実に比べられるのは、いまの相手といまの自分の組み合わせと、ひとりで続けていく暮らしの二つだけです。この二つなら、どちらも具体的に想像できます。存在しない三つ目を選択肢に入れているあいだ、比較は永遠に終わりません。
決めるために必要なのは、いい人を探すことではなく、比較の土俵を二つに絞ることです。絞ったあとでもまだ迷うなら、それは相手の問題ではなく、いまが時期ではないという答えが出ているのかもしれません。
好きかどうかを何度確かめても、答えの精度は上がりません。気持ちはその日の状態で動くので、測るたびに違う数字が出ます。迷っている時期に測ると、たいてい低く出ます。
代わりに確かめられるのは、暮らしのほうです。お金の使い方をどう決めるか、家のことをどう分けるか、休みの日をどう過ごすか、離れて過ごす時間をどのくらい取るか。これらは話せば分かるし、合わなければ調整できます。
暮らしの話を先にしておくと、気持ちの迷いが減ることがあります。何が起きるか分からないという不安が、迷いの一部を作っているからです。分かる部分を分かる形にすると、残った迷いだけを見られるようになります。
話してみて合わない部分が出てきても、それ自体は悪い材料ではありません。合わないと分かった項目は調整できる項目で、分からないまま残っている項目より扱いやすい。迷いが晴れないのは、たいてい話していない領域が広いときです。
迷っているときほど、人の意見がよく耳に入ります。もう決めたほうがいい、まだ早い、そこは我慢するものだ。どれも言った本人の経験から出ているので、あなたの状況について言っているわけではありません。
特に効いてしまうのは、年齢や周りの状況を根拠にした言葉です。これは相手や暮らしと関係のない理由なので、それで決めると、あとから何を根拠に決めたのかが分からなくなります。迷いが再発しやすいのはこの決め方です。
人の言葉を使うなら、意見ではなく事情を聞くほうが役に立ちます。決めるときに何を見たか、決めたあとに何が起きたか。事情なら、自分の場合に置き換えられます。
迷っているあいだ、自分では何も決めていないつもりでいます。ところが相手の側から見ると、いまの状態を続けるという選択が毎日されている形になります。何も言わない時間が長いほど、その選択は強く伝わります。
だから、決められないなら決められないと伝えておくほうが実は誠実です。いつまでに決めたい、いま何が引っかかっている。ここを共有していれば、相手は待っているのか置かれているのかを判断できます。
伝えることに抵抗が出るのは、伝えた時点で期限が生まれるからです。ただ、期限がないまま置かれる側の負担は、期限があるときよりずっと大きくなります。
結婚したい気持ちの強さは、人によってまったく違います。強い人が正しいわけでも、弱い人が冷たいわけでもありません。ところが迷っている時期には、自分の望みが人並みかどうかが気になりはじめます。
比べたところで、望みの量は動きません。動かせるのは、いまの量を前提にどう伝えるかのほうです。強いなら早めに伝えたほうがいいし、そこまで強くないならそのことを隠さないほうが、あとで揉めません。
自分の望みがいまどのくらいの位置にあるのかは、迷っている最中には測りにくいものです。結婚願望診断では、その強さを目盛りで見ています。強い側がよいという作りにはしていないので、いまの位置を確かめる材料として使ってください。
結婚したいかと聞かれて、すぐ答えられる人と、うまく言葉にできない人がいます。強く望んでいることが良くて、望まないことが物足りない、という話ではありません。10問の場面でどう感じるかを選ぶと、あなたがいまどのあたりに立っているかが見えてきます。相手との温度差を確かめるときの手がかりにもなります。
10問 / 約2分 / 結果4タイプ
結婚願望診断を受ける