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記念日に何もしないことが気になるときの話し合い方

何日か前からそわそわしていたのに、当日は普段どおりに過ぎていきました。こちらから言うのも催促のようで気が引けるし、言わなければ来年も同じことになる。相手に気持ちがないのかと考えてしまいますが、記念日の扱い方には、感情とは別の差があります。

日付を重く見るかどうかは、育ってきた形で決まる

誕生日や記念日を家族で祝う習慣があった人にとって、日付は関係を確認する機会として機能します。一方で、そうした習慣のなかった人にとっては、ただの一日です。この差は生まれつきの性質ではなく、繰り返してきた形の違いから来ています。

重く見ない側は、祝わないことに意味を込めていません。忘れているのではなく、そもそも記録すべき項目として扱っていないことがあります。だから、指摘されて初めて気づくという反応になります。

この差を愛情の量として解釈すると、話し合いが評価の応酬になります。実際には扱い方の差なので、そこを共有するほうが早く片づきます。

確認の方法も単純で、これまでどう過ごしてきたかを聞けば足ります。家族で祝う習慣があったかどうかで、日付への感覚はかなり説明がつきます。

期待は、察してもらう前提だと届かない

何かしてほしいと思っているとき、それを言わずに待つと、たいてい伝わりません。相手からは普段どおりの一日に見えているので、こちらの中で高まっている期待は観測できないからです。

言うと催促になる、という心配はよくあります。ただ、当日に何もなかったあとで不満として出すほうが、相手にとっては重く届きます。前もって言えば準備できることが、あとから言うと責める話になります。

伝えるときは、何をしてほしいかまで具体的にすると齟齬が減ります。外食したい、写真を撮りたい、その日は一緒にいたい。抽象的な期待だけを渡されると、重く見ていない側は何をすればいいのか分かりません。

具体的に言うと感動が減る、と感じる人もいます。ただ、当日に何も起きない年が何度も続くほうが、関係としては確実に削られていきます。伝えたうえで実行された事実のほうが、あとには残ります。

祝い方の規模を、そろえておく

片方が大きく祝い、もう片方が軽く済ませると、そのたびに落差が発生します。一度大きくすると翌年から下げにくくなるので、最初に規模の目安を決めておくほうが長く続きます。

決めるのは味気ないようですが、当日に差が出るほうが気まずい。金額でも、時間でも、形式でも構いません。二人で同じ水準にしておけば、どちらかが引け目を感じずに済みます。

規模は小さくても成立します。祝われた側が受け取ったと感じられるかどうかが基準なので、外食でなくても、一言と少しの時間で足りることは多い。

毎年同じ形にしておくのも有効です。内容を毎回考える必要がなくなるぶん、日付を重く見ない側にとっても実行しやすくなり、抜ける年が減ります。

逆に、年ごとに規模を上げていく形は続きません。上げ続けられなくなった年が、そのまま気持ちが冷めた年として記憶されてしまいます。

当日に動けない事情もある

仕事の繁忙期、体調、金銭的な余裕。当日に何もできない理由が実際にあることもあります。この場合、何もしないことより、何も言わないことのほうが問題になります。

日をずらす提案があれば、受け取り方はまったく違います。今日は無理だが来週にしたい、と伝わっていれば、忘れられていたことにはなりません。

逆に、当日にこだわりが強い側は、ずらす提案を軽視と受け取らないほうが話が進みます。日付そのものに意味を置くかどうかも、また別の差です。

繰り返さないための仕組みを作る

毎年同じことが起きるなら、覚えていられるかどうかに任せている状態です。忘れる側を責めても、来年の結果は変わりません。仕組みで解決するほうが確実です。

共有の予定表に入れておく、前月に一度確認する、その日は予定を入れないと決めておく。この程度で、当日に何も起きない事態はかなり防げます。

仕組みで解決すると、覚えていたかどうかを試す形にならずに済みます。試す形が続くと、相手にとって記念日が採点の日になってしまいます。

自分たちがどれくらい重く見る二人なのかは、揉めてからでないと見えにくいところです。記念日の過ごし方診断では、日付をどれだけ重視するかと、祝い方をどこまで作り込むかの二つを見ています。

祝わない関係も、成立している

双方が日付を重く見ない場合、記念日を祝わない関係はまったく問題になりません。周りが祝っているから足りていないように見えるだけで、実態としては満たされていることがあります。

問題になるのは、片方だけが期待している状態を放置したときです。放置された期待は消えずに残り、記念日以外の場面での不満として形を変えて出てきます。

だから、確認しておくべきは祝うかどうかではなく、期待の有無がそろっているかどうかです。そろっていれば、形はどちらでも構いません。

自分の傾向を確かめてみる

記念日には二つの決め方があります。前から用意して迎えるか、一緒に過ごすこと自体をその日にするか。そしてそれをふたりの中に置くか、まわりにも伝えるか。この組み合わせで、記念日の過ごし方は4つに分かれます。相手と食い違いやすいのは祝う気持ちの大きさではなく、たいていこの二つのほうです。10問に答えると、あなたがその日に何をさせているのかが分かります。

10問 / 約2分 / 結果4タイプ

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